ルート配送(40代前半・男性)の体験談
ドライバーを始めた理由
前職は飲食業で接客や店舗管理をしていましたが、コロナ禍以降の業績不振や、常にクレーム対応や人間関係の調整に追われる日々に精神的に疲れてしまいました。年齢的にも未経験から正社員を目指せて、運転中などは基本的に一人で黙々と作業ができる職種を探した結果、今のルート配送の仕事を選びました。
想像と違ったこと
「決まったルートを運転して荷物を届けるだけ」と思っていましたが、実際は思った以上に時間との戦いでした。渋滞が発生した時の焦りや、配送先での素早い荷下ろし作業など、運転技術よりも手際の良さと体力維持が求められる現場でした。ただ、職場の人間関係はさっぱりしており、前職のようなドロドロしたストレスが一切ないのは嬉しい誤算でした。
一番きつかったこと
やはり「朝の早さと拘束時間の長さ」が一番きついです。毎日朝の5時には出勤して荷積みを始めるため、生活リズムを合わせるまでは常に寝不足感がありました。また、繁忙期は配送件数が増えて休憩が細切れになり、1日の拘束時間が12時間近くになる日もあるため、思っていた以上に体力的なタフさが必要とされる仕事だと痛感しています。
後悔・失敗したこと
求人票に書かれていた「固定給」の額面だけで会社を選んでしまい、みなし残業代が何時間分含まれているかを細かく確認しなかったことを少し後悔しています。実際に働いてみると、想定以上の残業が発生しても給料がほとんど変わらないため、時給換算すると少し損をしている気分になることがあります。
やってよかったこと
一度トラックに乗って出発してしまえば、誰の目も気にせず自分のペースで仕事を進められる「一人の気楽さ」が最高です。前職のように上司や部下の機嫌を伺ったり、理不尽な客の相手をダラダラ続けたりする必要がないため、精神的なストレスは劇的に減り、夜はぐっすり眠れるようになりました。
求人選びで確認すべきこと
求人票を見る際は、基本給の内訳(みなし残業代の有無)と、荷物の扱い方が「手積み手降ろし」なのか、パレットを使ったカゴ台車移動なのかを必ず面接で確認すべきです。手積みが多いと腰を痛めるリスクが跳ね上がります。また、万が一事故を起こしてしまった時の「会社の弁償金規定」も絶対に聞いておいた方が安全です。
これから始める人へ
未経験からでもやる気と免許さえあれば正社員として温かく迎えてくれる業界ですが、最初の1?2ヶ月は体力的にも時間のやり繰り的にも本当にしんどいと思います。そこを乗り越えてルートや仕事のコツを覚えてしまえば、人間関係に縛られない本当に気楽で居心地の良い仕事になります。諦めずに頑張ってください。