軽貨物ドライバー(30代後半・男性)の体験談

職種軽貨物ドライバー
年齢30代後半
性別男性
ドライバー歴6ヶ月〜1年
雇用形態業務委託
月収10万〜20万円未満
1日の勤務8〜10時間
きつさややきつかった
後悔少しある
始めたとき完全未経験から始めた

ドライバーを始めた理由

本業の収入だけでは将来的に不安があり、自分の車を使って土日や仕事終わりに手軽に始められる副業を探していたのがきっかけです。ネットの記事などで「軽貨物はやればやるほど稼げる」「上司がいなくて人間関係が気楽」という景気の良い言葉を見て、自分にもできそうだと思い挑戦しました。

想像と違ったこと

「荷物を運ぶだけ」と思っていましたが、想像以上にアプリの操作や配送ルートの組み立てといった「頭脳戦」の側面が強くて驚きました。また、近年のネット通販の爆発的な普及のせいか、水物のケースや大型の家具といった、軽自動車のスペースを圧迫する重くて嵩張る荷物が想像以上に多く、体力面でも完全に計算違いでした。

一番きつかったこと

何と言っても「エンドレスな不在再配達」です。1件配って数十円?百数十円の世界なのに、夜間のタワマンなどで連続して不在を食らうと、時間とガソリン代だけが虚しく消えていきます。『タダ働きどころか完全な赤字じゃねえか』と、この非効率なシステムには突っ込みたくなりました。時間指定に縛られながら、狭い路地を焦って運転する精神的プレッシャーも相当なものです。

後悔・失敗したこと

求人や案件を選ぶ際、提示されている「売上」の額面だけを見て飛びついてしまったことです。業務委託なので、そこからガソリン代、車両のメンテナンス費用、保険代、さらにはインボイス制度関連の税金などが容赦なく引かれます。経費を差し引いた「手残り」の現実的なシミュレーションをもっと最初にしておくべきだったと後悔しています。

やってよかったこと

突っ込みどころは多いですが、車内に一歩入れば完全に一人の空間なので、職場の面倒な人間関係や派閥争いから一切解放される気楽さは本物でした。また、効率的なルートの回り方を自分で工夫し、予定より早く配り終えた時のゲームをクリアしたような妙な達成感は、この仕事ならではの面白さだと思います。

求人選びで確認すべきこと

「商流」の深さと「手数料の仕組み」は絶対に確認すべきです。間に何社も入っている一次請け、二次請けの求人だと、中抜きされる手数料(ロイヤリティ)がエグくて自分が損をします。あとは、万が一の配送事故や荷物の破損が起きた際、保険がどこまでカバーしてくれるのか、自己負担額がいくらになるのかを面接の時点で明確に突っ込んで聞いておかないと後で痛い目を見ます。

これから始める人へ

「未経験でも簡単に月収50万」といった甘い広告文句をそのまま鵜呑みにすることだけは絶対にやめてください。特に業務委託は、会社員ではなく「一人の経営者」として扱われるため、守ってくれる人は誰もいません。働く前にしっかりと経費や不在リスクを計算し、最初は欲張らずに、手厚い保証給が出たり、サポート体制が整っている大手の委託先から手堅くスタートすることをおすすめします。

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